こんにちは、Loatell社員の袴田美帆です。
令和5年12月14日・15日の2日間、兵庫県立芸術文化センターで開催された「地域別劇場・音楽堂等職員アートマネジメント&舞台技術合同研修会」に参加しました。
▼スケジュールはこちら
https://www.zenkoubun.jp/training/pdf/r05_block_art/r05_kenshu_kinki.pdf
この研修会は、アートマネジメント能力と技術能力の向上を目指し、地域の文化芸術の振興と公立文化施設の活性化に繋がるよう、全国7ブロックで開催されたものです。
この投稿では、2日間の研修内容と、今後の業務に活かしていきたいことをまとめました。
研修内容
1日目:舞台技術研修会
・兵庫県立芸術文化センターのひな壇とオーケストラ備品
・演奏備品と音響効果
1日目は、兵庫県立芸術文化センターの備品の説明から、それらを取り入れることで、演奏にどのような影響が出るのかをデモンストレーションしていただきました。
何種類もあるひな壇の特徴を比べたり、最新の反響装置の効果を検証したり、普段はなかなか体験できないことだったので、とても興味深かったです。
2日目:アートマネジメント研修会
・クレーム対応研修「賢者は経験に学ぶ、百聞は一験にしかず」
・芸術文化によるひとづくり、まちづくり~芸術文化観光専門職大学の挑戦~
・公立文化施設の人材育成~大学と公共ホールの連携がもたらすこと~
2日目は、公共ホールで働く人たちが、実際に企画・運営をしていく上で役立つ内容が取り上げられていました。
まず、午前中のクレーム対応研修では、実際に起きた例をもとに、ユーモアを交えながらの事例検証が印象的でした。
そして午後からは、芸術文化観光専門職大学の取り組みを中心に、芸術文化の人材育成・まちづくりに関するお話を拝聴しました。
この日に登壇されていた、芸術文化観光専門職大学副学長・藤野 一夫教授は、私が神戸大学にいた頃から大変お世話になっている先生です。
大学1年生の時、藤野先生が担当していたアートマネジメントの授業を受講したのがきっかけで、私も芸術と社会を繋ぐ仕事がしたいと思うようになりました。
今回のパネルディスカッションでは、公共ホールと大学が連携することによって、どのような人材育成につながるのか、そしてそれは地域社会の中で、どのような役割を果たすのか。
それを、芸術文化観光専門職大学の皆さまが効果的に実験・実証されている様子が伺えたので、これからの生徒の皆さんの活躍が楽しみになりました。
研修を終えて
今回の研修では、兵庫県立芸術文化センターのホールが会場だったということもあり、舞台技術研修では、実際の現場でどう活きてくるのかがイメージがしやすい研修内容でした。
今後、私も弊社の主催公演や、地域活性化につながるイベントなどに関わる機会も増えてくるので、より良い芸術体験づくりができるよう、この研修での学びを活かしていこうと思います。
さらに、2日目の研修で取り上げられた人材育成に関するお話に関して、親子を対象とした事業は長期的な人材育成とまちづくりに繋がると考えているので、これから一つひとつの親子向け公演を丁寧にサポートしていきたいです。