はじめまして、2023年11月からLocatellに入社した袴田美帆です。
7ヶ月間の業務委託を経て、正社員として働いています。
私は昨年10月末まで、フランスに8年間住んでいました。
この記事では、入社エントリーとして、入社するまでの経緯や、現在担当している業務について書いてみようと思います。
自己紹介
私は愛知県一宮市出身で、高校まで地元で過ごしました。
大学進学時には、芸術全般を学びたという思いと、高校在学当時、部活動で取り組んでいたサクソフォンの本場であり、以前から憧れていたフランス・パリに留学したいという思いから、神戸大学国際文化学部に進学しました。
入学してから芸術文化活動と社会をつなぐアートマネジメントに出会い、「私がやりたいのはこれだ!」と思い、すぐに子どもを対象としたコンサートを企画する研究会に入りました。
そこで授業を担当されていたのは、今でもお世話になっている芸術文化観光専門職大学 副学長の藤野一夫先生です。
音楽が社会に取り入れられていく仕組みづくりに興味を持ち、ゼミでは関西各地の文化施設に見学・研修に行ったり、芸術文化関係の人たちが参加する集まりにも入れてもらったり・・・とにかくたくさんの事例に触れました。
2015年に交換留学でフランス・パリに留学すると同時に、パリ地方音楽院に入学して音楽留学も始め、2017年からはパリ国立高等音楽院でサクソフォン、室内楽、そして即興演奏を学んできました。
3年前ほど前から少しずつフランスで音楽関係のお仕事もいただけるようになり、帰国する直前まで音楽フェスティバルに参加するなど、演奏活動も行ってきました。
当初、帰国後は、フリーランスの演奏家として演奏活動や指導をしながら生きていくと思っていたので、まさか会社に所属することになるなんて、1年前は想像すらしていませんでした。
入社を決めた理由、入社当時の思い
実は弊社代表の吉田さんが会社を設立された時から、Locatellと吉田さんが代表をつとめておられる一般社団法人 福知山芸術文化振興会の事業を拝見しており、日本の文化芸術が直面する問題を解決しようという取り組みに、以前から共感していました。
そして、2年ほど前、私が日本に帰国すると決めたタイミングで吉田さんとお会いする機会があったので、会社の取り組みをお聞きしたり、私の経験や今後やりたいことについてお話ししたりしました。
その後、フランス音楽留学サービスMusic discoveryを立ち上げるタイミングでお声がけをいただき、最初は業務委託でお仕事を始め、その後入社を決めました。
初めは事業計画の考え方すら分からなかったのですが、1つのサービスが生まれる過程に携わることができて、とても光栄です。
その一方で、日本で演奏家としてのキャリアも作っていきたいし、フランスでの活動も続けたいし・・という思いもあり、会社員と演奏家を両立できるか心配だったのですが、吉田さんはそんな悩みも理解してくださり、会社として演奏家の新しい生き方も応援してくださっているので、毎日とても充実した生活ができています。
現在の働き方
Locatellの事務所所在地は京都府福知山市ですが、私はリモート、フレックス制で勤務しているため、普段は故郷の愛知県に住んでいます。
会社主催のイベントや出張もあるため、月に2、3回は関西や東京に行くこともあります。
フレックス制ということで、より自己管理が求められますが、この勤務形態のおかげでサクソフォン奏者としての演奏活動も続けられているので、今の私にぴったりな働き方だと実感しています。
また、今年の春には1か月半ほどフランスに滞在するのですが、正社員でありながらそんな働き方が出来ることが、とてもありがたいです!
1日のスケジュール例
8:00 〜 11:00|仕事・ミーティング
11:00 〜 12:00|楽器の練習
12:00 〜 13:00|お昼休憩
13:00 〜 18:00|仕事、たまには近くのカフェで仕事
18:00 〜|楽器の練習、カウンセリング、フランスとのミーティングなど、その時の仕事量に応じて自由に
基本的には週40時間勤務(1日8時間)ですが、演奏活動との両立を考えて1日の勤務時間を調整しています。
フルリモートで移動時間がないことにより、1日の時間を最大限に活用することができています!
担当している業務内容について
主に音楽事業・フランス音楽留学サポートMusic discoveryを、立ち上げ当初から担当しています。
今までの留学経験・フランス生活の体験を活かして皆さんの留学を実現するための支援をおこなうことができる、夢のような仕事です!
未経験のことばかりで大変なことも多いですが、事業計画の作成や、サイトに掲載する記事コンテンツの作成、Instagramや公式LINEといったSNS運用やデザイナーさんとのやりとりなど、さまざまなことに取り組んでいます。
また、長年の海外生活で培った語学力を活かし、海外アーティストのマネジメントに携わるチャンスもいただきました。
日本のビジネスマナーを身につけつつ、会社のグローバルな事業にも貢献していけるようになりたいと考えています。
Locatell主催・帰国記念コンサート
このたび、株式会社Locatell主催で、サクソフォン奏者としての帰国記念リサイタルを、私の地元・愛知県一宮市で開催する運びとなりました。
本リサイタルは、
地域の魅力を伝える
地域に魅力を伝える
というLocatellのビジョンに基づき、一宮市の伝統産業である「織物」をテーマに、パリと一宮をサクソフォンで「織りなす」というコンセプトで企画しました。
2023年6月にパリで初演した、愛知県民謡・一宮機織り唄と、毛織物工場で録音した機械音をもとにした即興演奏も行う予定です。
留学中から抱いていた「帰国後は一宮市の芸術文化振興に寄与したい」という想いが、このような形で実現できる喜びを胸に、地元の皆さんと楽しい音楽を共有したいと思っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。